歴史の博物館の見学

 

歴史学A」の授業の一環で、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館(歴博)に見学に行きました。歴博は、日本史の研究や展示を行う日本最大規模の博物館・研究機関です。特集展示「変わりゆく結婚式と近代化」をはじめ、「第4展示室―民俗―」を見学しました。
 
入ってすぐのコーナーには、「おせち料理」の移り変わりが展示されていました。作り方のマニュアル本や、デパートが売り出すおせちセットの内容からは、だんだん洋風や中華風のものが増えてくる様子が分かりました。今後はどういう風に変わっていくのでしょう?


縁起物の展示に見入る学生
 
呪文や縁起物のコーナーでは、私たちが、生活の中の不安をなんとか小さくして安心して暮らすためにいろいろな「わざ」を生み出してきたことが見て取れました。「呪文」とは、「痛いの痛いの飛んでいけ~」とか、汚いものに触ったときに「エンガチョ切った」と言って独特の手の動きをすることなどです。縁起物の代表格のダルマは選挙の時にも登場しますし、まだまだ使われ続けそうですね!


行商の販路やその変化に関する展示を思い思いに見る学生
 
近鉄の鮮魚列車をはじめとした、「行商」の歴史の展示もとても面白かったです。鉄道のような近代的な交通機関が、一見昔のものに思える「行商」の発達を支えた面もあるようです! こうした、近代的なものと昔っぽいものの複雑な結びつきを読み解くのが、歴史を勉強する面白さだなぁと、改めて実感しました。リニアや自動運転は、人々の生活や感性をいったいどう変えるのでしょう…?
 
【参考文献】
山本志乃『行商列車』創元社、2015年


車齢25年以上ながら快適な走りだった255系「しおさい10号」
 

2019年06月25日
 
受験生・保護者の方 在学生の方 行事・授業